超貴重映像!森の妖精オコジョに出会った大幽洞窟と雨呼山 - 【片手よつこのてくてく山歩き】
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超貴重映像!森の妖精オコジョに出会った大幽洞窟と雨呼山

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大幽洞窟の氷筍



令和2年1月26日(日) 晴れ

メンバー:3人





日本百名山の上州武尊山中腹にある大幽洞窟

神秘の大洞窟「大幽」
「大幽」は、その昔「ヤツカハギ(神獣)」の住処だったという神話が残る洞窟。
この洞窟の中は、そんな伝説を信じてしまう程の神秘的な光景を見ることが出来ます。


大幽の生い立ちと由来
【由来】
ヤツカハギ(神獣)が住んだという大きな洞窟は、大幽(おおゆう)と呼ばれ昔は猟師の宿にも使われ、
入り口は狭いが中は広く冬の氷柱が美しい。
途中でガスが出るらしく、穴の奥に入れないときがあったが、この穴に、鶏を追い込んだら越後に抜け出たという。
(群馬県民族調査報告書より)

【ヤツカハギと大幽】
ヤツカハギは、普段は尾瀬に住んでいるが、大幽を中宿にして、各地に出ては悪いことをして困る
ヤツカハギは、藤の蔓を伝わって洞窟の奥の方に入り込んでいることを知った村人が、藤の蔓を切り落としてしまった。
その後に、ヤツカハギはを見たものはいないと伝われている。


~道路状況~
大幽洞窟登山口の少し手前は雪がありますが、もう少し手前の民家までの道路は積雪無しでした。

登山口
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例年は案内板の足が埋まる位の積雪があるのですが、今季はご覧の通りです。


まずは、毎年チェックしているツタウルシの実
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天気は良さそうです。
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私は10本爪アイゼン、Oさんはスノーシュー、Wさんはカンジキという、三者三様の異装備です。
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良く踏み固めれた林道で踏み抜きの心配はありませんでした。森の中は動物の足跡がいっぱい!
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最初の分岐に近づいてきました。
ここも例年は雪庇が見事な場所ですが土が見えています。
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分かりやすい分岐点
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ここからは沢沿いにカラマツ林を登って行きます。
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私は毎年来ていて、今年で4回目の訪問となるので
案内役として先頭を歩いています。


雪が少なすぎて沢が見えてしまっています。
例年は3mくらい積もるので沢も雪の下になっているはずなのですが
思わぬ渡渉となりました。
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駐車場にはすでに車が停まっていたのでトレースがありがたいです。
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小動物の足跡がいっぱい
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沢歩きの目印となるのが、このカツラの古木
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そして、サワグルミの古木で通称「トトロの木」と呼ばれている。
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人がすっぽりと入れる大きさのウロだが、雪深い年にはこんなに奥まで入れない。


トトロの木から先は急登になる為、ここでスノーシューとカンジキを外し
アイゼンに履き替える。
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そして、大幽洞窟は人気スポットの為
混雑する日もあるので、ここでザックをデポして撮影道具だけ持って登る事をお勧めします。
平日で誰も居ない日以外は、大幽洞窟での昼食は避けて頂く方が宜しいかと思います。


見えてきました。
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大幽洞窟です。
入口の氷柱が見事です!
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氷筍も順調に成長しています。
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~氷筍とは~

−3度程度の洞窟内で発生する。
上から滴り落ちた雫が瞬時に凍りついたもので、タケノコのような形状をしていることからこの名で呼ばれ
場所によっては数千本単位で発生する。
氷筍は少しずつ滴り落ちた水が凍って形成される為ほぼ完全な単結晶となっている。



真ん中の氷筍は基部がとても細い
よく倒れないなあ~
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溶けた雪が洞窟内に流れ込んで、ちょっとしたリムストーンプール状態


氷柱の内側に入ってみると
美しいアイスブルーのカーテン
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氷筍撮影も済んだ事だし、そろそろ下山かな~と思い始めた時!
私の視界に何か白い物体が飛び込んできた!
友人に「何か白い物が居たよ!小さくてネズミみたいだったよ!」と報告すると
「それオコジョじゃないの!?冬は白い毛になるんだよ!」と
そうとなれば見るまで帰れまテン!
オコジョは岩の隙間に隠れてしまい、出てくる気配なし
あまり驚かせ過ぎないように近づくと出てきた!

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右に左に凄いスピードで走リ回る
とてもカメラが追いつかない
早すぎてボケた映像ばかりなので
設定を高速連写に切り替える
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動画は友人に任せ、高速連写で撮りまくる
そして撮れた「ハイっ!ひょっこりはん!」
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氷筍の中を自由に動きまわる
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この手前の雪の塊は、もしかしたら誰かが作ったダルマ弁当の雪だるまだったんじゃないでしょうか?
溶けていて残念でしたが、原形を留めていれば、これもベストショットだったかも!?
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そして、何といっても最高のベストショットはこの1枚
間違いなく大幽洞窟でオコジョを見た決定的な証拠写真が撮れました。
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正面から見ると小熊のような愛らしさ
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横向きはネズミのような姿
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これはイタチ科らしい姿
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真っ白でふわふわな毛並みと愛くるしい顔から、
『森の妖精』や、『神様の使い』とも呼ばれているとても貴重な動物。
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洞窟の中をまんべんなく駆け回ったあと、外へ出て洞窟の裏へと姿を消しました。
準絶滅危惧種にも指定されているオコジョに出会える貴重な体験が出来ました(*^_^*)

友人が撮影してくれた動画をツイッターにアップしてありますので
動画をご覧になりたい方は @yotukotozan をチェックしてみて下さい。


現実を忘れさせてくれるような愛らしいオコジョに出会えた感動を胸に
名残り惜しいですが下山します。

ザックをデポしてある「トトロの木」の場所でランチタイムもありですが
日陰で寒いので、日当たりの良い場所まで行きます。
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ランチタイムにお勧めの場所です。
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青空に谷川連峰が映える広い場所で、ヒップソリするのもいいかもしれません。


視界良好で谷川岳?かな?
位置的に谷川岳は奥で、白毛門~朝日岳かも
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一つ前の写真が白毛門だとすれば、これは大烏帽子山~槍倉山~柄沢山でしょうか?
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真っ青な空に1本の白樺、絵になります。
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さて、車で場所を移動して、雨呼山の龍棲洞へ行きます。


雨呼山駐車場
先週一人で下見に来ているので
案内板を見ながら解説中
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今日は天気がいいので遠くの雪山が見えます。
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ではスタート
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雨呼山 911m 山頂
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宝台樹スキー場と武尊山
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先週は天気が悪くて見えなかった笠ヶ岳(尾瀬)
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三座同定が良く分かりませんが、水上高原スキーリゾートが見えているので、平ヶ岳~景鶴山辺りかと・・・
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更に左に視界を反らすと洞元湖(八木沢ダム)なのか、
ならまた湖(奈良俣ダム)らしき湖が見えるので、雪山は巻機山でしょうか
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こちらは藤原ダム方面
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低山の里山にしてはなかなかの展望です。


龍棲洞に到着、大幽洞窟と比べると小さな洞窟です
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龍棲洞の氷筍ですが、1週間前に訪れた時とそれ程変化はありません。
大幽洞窟に比べれば小規模で、氷筍も成長していません。
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洞窟直下は急坂です。
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ウルシの木を良く見るとこんなに可愛い?面白い顔があるんですよ~
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今日行った大幽洞窟は、この武尊山の中腹にあります。
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(帰宅後に自宅より撮影)



先週、下見に行ってきた雨呼山の龍棲洞と、大幽洞窟をセットで行ってきました。
大幽洞窟の方は例年より積雪が少なく、雪が締まっていたのでアイゼンでも全然大丈夫でしたが、
雪の状態は日々変化しますので、状況に応じた装備が必要です。
本日のツアー客は少なく、大幽洞窟到着時は誰もいなかった為ゆっくりと撮影が出来ました。
そして、なんと言ってもオコジョに出会えた事が最大のラッキーな出来事でした!
最初、一瞬だけ白い物が見えて、一体何だろう?という感じでした。
岩場の隙間に隠れてしまい、しばらく出てこなかったのですが
どうしても見たいので我慢強く待っていたところ姿を現してくれました。
大幽洞窟訪問は通算4回目ですが、こんなラッキーな日は早々ないでしょう。
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コメント

非公開コメント

鶏が越後に出たのは大幽洞窟の神話です

オコジョ そう 奴は じっとしていないんですよね 出たり入ったりちょこちょことなかなか写真撮らせてくれない奴なんですよね 貴重な写真ありがとうございました

No title

貴重な写真です。
白いオコジョがウロウロしながも3人に安心しています。
そして氷筍が、これも貴重な写真です。
自分、みなかみ町方面ほとんど知りません。
 又、アップお願いします。

    annknegi
 

Re: No title

annknegiさんへ


岩に隠れてしまった時はもうダメだと思いましたが
「取って食べないから出てきて!」とお願いしたら出てきてくれました^^

今度はみなかみ方面もお越し下さい^^  

Re: Re: Re: タイトルなし

麦わら帽子のおじさんへ

「鶏が越後に出たのは大幽洞窟の神話」を
もう一度おさらいしてみました^^

ヤツカハギの「普段は尾瀬に住んでいる」という言い伝えや
「神獣」という例えを考えると、どうやらオコジョの事!?
と思ってしまいます。


こういう時こそ、いいカメラがあればと思いつつ
なかなか買えない今日この頃(^^;)
でも一応写真は撮れたので良しとします^^

オコジョさん

スゴい!白い子に会えましたね!
我が家の大幽洞窟へようこそ!って感じです。
すばしっこいので撮るの大変だったでしょう。
夏毛は見れても冬毛のオコジョさんはなかなか見れませんね(^^)

Re: オコジョさん

Jimny-Hikerさんへ

こんばんは!
昨年のJimny-Hikerさんのレコを参考に雨呼山も行ってきました。
龍棲洞の氷筍は暖冬で残念でしたが
代わりに白いオコジョに会えて良かったです^^
撮るのは本当に苦戦しました(^^;)