ツクモグサとホテイランを求めて横岳~硫黄岳周回

ツクモグサ(九十九草 )キンポウゲ科オキナグサ属
令和元年6月8日(土)ガス、時々小雨、最後は青空
メンバー:3人
(ブロ友レンテンさん、山岳会のOさん)
05:45赤岳山荘駐車場06:00-美濃戸山荘06:04-06:15ホテイラン自生地06:25-
8:13ヘリポート-08:24行者小屋09:16-10:19地蔵の頭10:35-10:45二十三夜峰10:53-
11:05日ノ岳11:28-11:32鉾岳11:36-11:42石尊峰11:52-12:05三叉峰(横岳)12:06-
12:20横岳(無名峰)12:30-横岳12:42-12:52台座ノ頭-13:12硫黄岳山荘13:54-
14:16硫黄岳14:30-14:42赤岩の頭14:43-15:30ジョウゴ沢15:39-
15:44大同心沢(大同心ルンゼ)分岐-15:47赤岳鉱泉15:55-
16:34堰堤広場16:36-17:26美濃戸山荘17:28-17:39ホテイラン自生地17:48
17:54美濃戸山荘17:59-赤岳山荘駐車場18:00
距離:20.1km
時間:12時間
前回の「ウスギオウレンを探しに硫黄岳へ」に続き、第二弾という事で
今回は「ツクモグサとホテイラン」鑑賞です!
前回に引き続き、ブロ友のレンテンさんに案内して頂きました。
2:00にOさんと昭和IC集合、3:00に「ららん藤岡」でレンテンさんと合流
梅雨入りしたという事で好天は望めませんが、麦草峠で太陽が出てきそうな兆しあり
三脚でカメラをセッティングし、ご来光の瞬間を撮影する人の姿がありました。

美濃戸山荘

南沢よりスタート

間もなく最初の目的のホテイラン自生地に到着



保護柵があり、このような状態で撮影

なのでブレブレで思うように撮影出来ず
とりあえず綺麗に撮れたのは2枚だけ(^^;)
天候はあまり良くないので、もくもくと歩きます。

川を渡渉したり

苔むした森に癒されながら

幻想的な苔の森

数種類の苔をまとったシラビソも森を演出するアートのようです。

崩壊したヘリポート

2時間13分歩いたので休憩
行者小屋
(ここまでは軽装です)

トイレを借りようと100円を投入した後に、冬季閉鎖中とロープが張ってあり
失敗した~~~とガッカリしましたが、良く見たら奥の方に1ヶ所だけ使用可能なトイレがありました。
行者小屋には、こんな楽しい撮影グッズが置いてあります。
そして、ここからは、この先の強風と岩対策の為に変身します。
変身後のレンテンさん

変身後のOさん

変身後の私

最初の鉄階段

3年前にも、ここで手袋がビチョビチョになった経験から
今日は取替え用に手袋3双持参
最初は暑かった支度も、この辺りになってくると風が強くなり
丁度いいくらいでした。

今日はツクモグサとホテイラン鑑賞目的なので
タイムロスと体力消耗防止の為、他の花は撮影しないようにと
注意されていましたが、これだけはどうしても見たかったので
少し時間を頂きました(^^;)
ガンコウラン(岩高蘭)/雄花/ツツジ科の常緑小低木。
かつては他の数種とともにガンコウラン科とされたが、
新しいAPG植物分類体系ではツツジ科ツツジ亜科

雪解け直後の高山でないと見る事が出来ない為
今日しかチャンスはないと思っていました。
虫眼鏡が必要なほどの小さな花です。
1mm位でしょうか(;^ω^)
ガンコウラン撮影の様子

地蔵ノ頭に到着!


「カニの横這い」らしき場所(1回目)


多分もう少しでツクモグサ自生地に着きそうな感じがしますが
このイワベンケイに付いた水滴が、まるでガラス細工のようにキラキラしていて
あまりにも綺麗だったのでつい・・・

「しゃがむと体力消耗します」
ハイ、頭の片隅ではわかっています
ごめんなさい

そしておまちかねのツクモグサ自生地までたどり着きました!

キャー可愛い☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
天気が良くないと開かない性質を持つため
残念ながら今日は開いていませんが、開いていない状態もまたいいじゃないですか(*≧∪≦)

実際に見るまでは「家にある黄色いオキナグサとそんなに変わりないんじゃないの」と
思っていましたが、全然違いますね。
確かにオキナグサ属なので、容姿はほぼ同じですが
色が全然違いますね~
花弁の青いグラデーションがとっても素敵な色具合です。
そして、なんと言っても、この険しい道のりを超えての出会い!
強風の中での撮影!
ここまで登らないとご対面出来ないという状況は感動が増大です!

こんなに沢山!

強風のためブレないように撮る事に専念しすぎて
その時は気がつかなかったのですが
帰宅後に良く見たら、真ん中に開いている子がいました^^

吹き上げてくる風で茎の毛がなびいています。
過酷な環境が好きなのね~

お一人様

ペアで

三人組

これはもう垂直に上を向いているので
もうそろそろ種になる準備段階かも~
なんとか頑張って開いている子

こんな感じで撮影タイム

時にはこんな場所で
と言うか、ほとんどこんな場所です(;^ω^)

さ~て!
目的の花鑑賞を終えたので、他の花撮影解禁!?
オヤマノエンドウとミヤマハタザオ

オヤマノエンドウとハクサンイチゲ

キバナシャクナゲ

キバナシャクナゲ

ミネズオウ

ミネズオウ

ミネズオウ

コメバツガザクラ

天気は相変わらず回復の見込みなし

梯子を登ったり、降りたりしながら

横岳登頂!
わ~い、何にも見えな~い(^^;)

垂直の梯子は難しそうだったので、緩い方の梯子に迂回

鎖場を降りる
「コンパス(足の長さ)が足りな~い!」と
何度連発したことか(;^ω^)

「カニの横這い」第2回目

周りが見えないので高度感なし(^^;)
コマクサがようやく出始めた

硫黄岳山荘 休憩無料
天気も悪いし、折角なので室内で休憩させて頂きました。

山小屋とは思えないほど綺麗なトイレでした。
山小屋の室内で休憩した事は一度もないと言うレンテンさん
借りてきたネコのように静かに過ごしていました。
あっ、女性陣がうるさすぎて静かだったのかな(^^;)
休憩を終え、硫黄岳へ向かいます。
あっ!このケルンは、先月ウスギオウレン鑑賞のために登った赤岩ノ頭から見えたケルンだ!

硫黄岳登頂!

あ~なんか青空見えてきたよ~
暑くなってきたから脱ぎましょう!

下山開始

お~っ!
見覚えのある景色!
赤岩ノ頭です!
先月登ったところを下っています。

赤岩ノ頭

途中でウスギオウレン

急いでいるのと、先月に十分鑑賞したのでピンボケのままですが
撮り直しせず・・・
綺麗なシラビソの森ですね~

ジョウゴ沢まで下ってきました。
暑いのでどんどん脱ぎます。

赤岳鉱泉
アイスクライミング用の氷の足場はまだ解体されていませんでした。

現在の時刻15:55
美濃戸山荘まであと2時間もかかるという事で
ここから堰堤広場まで、トレランじゃないか思うくらい早歩きしました。
(私の中では小走り状態だったと思っていますΣ( ̄。 ̄ノ)ノ)
急いでいるので止まるのは厳禁状態ではありましたが
これも撮影したくて止まってもらいました。
キバナノコマノツメ

シロバナヘビイチゴ

いや~走った走ったヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
疲れた~
堰堤広場までなんとか少しタイムを縮めましたよ!

あれっ!八ヶ岳では鹿によく遭遇しますね~

そして、美濃戸山荘に到着しました!

18:00に到着予定でしたが、走ったおかげで17:30に到着しました!
元々はツクモグサ自生地までピストンの予定で
(私の技量で横岳まで行けるかどうか不安があったため)
復路でもう一度ホテイランを見ましょうとの計画でした。
しかし相談の上、周回する事になり、復路でのホテイラン鑑賞が出来なくなりました。
ところが、短縮した時間でもう一度ホテイラン鑑賞に付き合っていただけるという事になり
美濃戸山荘からまた自生地まで登りました^^
良く撮れました\(^o^)/

この5株の塊のうち、両脇の2株の花は白色のような・・・?
終盤で色が抜けて白いのか?
突然変異で白色なのか?
謎でしたが、シロバナホテイランというのがあるそうです(o‘∀‘o)*:◦♪
超貴重種じゃないですか!
メッチャ嬉しい出会いでした☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

どうでしょう、下の背の低い子が白色です。
この角度からの写真なら白色が良くわかります。


美濃戸山荘でお留守番していたOさん
お待ちどう様でした。

駐車場到着

荷物の整理をしていると、阿弥陀岳が顔を出しました。
今頃かい!Σ(ω |||)

石遊の湯で汗を流して帰りました。

レンテンさんには、2ヶ月連続で八ヶ岳まで連れて行って頂き
本当にありがとうございました(*^_^*)
Oさんにも引き続きご同行頂き、色々とフォローして頂きました。
お二人の協力の元、見たい花も見る事が出来、楽しい山行を終える事が出来ました。
また、沢山の写真提供を頂きました。
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コメント
おつかれさまでした
白のホテイランで 良いそうです
念願のホテイランとツクモグサ観賞できて肩の荷が降りた感じです
又の機会がありましたら よろしくお願いいたします。
2019-06-13 12:36 麦わら帽子のおじさん URL 編集
Re: おつかれさまでした
大変お世話になりました。
あっ、あれはやっぱりシロバナホテイランだったんですね!
ホテイランだけでも嬉しい出会いなのに
シロバナまで見られたとはなんて幸せなんでしょう!
雨でも行った甲斐がありました^^
本当にありがとうございました。
また何か良い山があったら教えて下さい^^
2019-06-13 13:59 よつこ URL 編集