夏の終わりの戦場ヶ原で最後のホザキシモツケ - 【片手よつこのてくてく山歩き】
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夏の終わりの戦場ヶ原で最後のホザキシモツケ

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戦場ヶ原(せんじょうがはら)
栃木県日光市の日光国立公園内にある高層湿原である。
標高は約1,390mから1,400mであり、広さは400haに及ぶ。
戦場ヶ原という地名は、中禅寺湖をめぐって
男体山の神(ヘビ)と赤城山の神(ムカデ)が争った「戦場」だったことからきている。
決して戦国時代に戦いがあった訳ではない。




平成30年8月26日(日)晴れ

先日、尾瀬に連れて行ったばかりなのに
また母のストレスが溜まっている・・・
どうしたものか・・・
子供が大きくなるにつれ、親の方に手がかかってくる・・・

そうだ、戦場ヶ原は車で通過した事しかないと言っていたのを思い出した。

そこにしよう!



朝陽が昇る時間帯が大分遅くなった。
5:00
自宅から見える皇海山から鋸山の方向がようやく明るくなってきた。
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6:00に母を迎えに行く約束になっている。
それまでに犬の散歩を済ませなければならない。
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今日は明るいが、朝の出発が2時だろうが、3時だろうが、犬の散歩はかかせない。
休日の早朝に家族を起こさないよう、私なりの配慮だ。


庚申山の方角から陽が昇ってきた。
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今日の日光方面は曇りの天気予報だったが
いい天気になりそうだ。

そして、雨の予報だった新潟方面も良く見えているではないか・・・
谷川岳を含む100kmトレイルは全部見渡せる・・・
雨って予報出てたのに・・・
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7:45
赤沼車庫の駐車場に到着
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すぐ隣には赤沼自然情報センターがあり
低公害バスの発着所となっている。
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このバスは高山~小田代原~千手ヶ浜~中禅寺湖への観光バスです。
目的の湯滝入口へのバスは、120号線を走っているので道路まで出なければならない。

「湯滝へ行くバスの時間は何時ですか?」と尋ねると
「7:59分だから、もう来るよ」と教えて頂いたが
聞いた時にはすでに1分前の7:58だった(><)

猛ダッシュですヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
「走って~~~~~!!!」と母に言うが
走れるはずもなく・・・・
仕方ない、とりあえず私が走ってバスに待ってもらうしかない=3=3=3
ハア、ハア(。Д゚; 三 ;゚Д゚)
なんとか乗れたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
これを逃すと1時間待つ事になるので必死でした。

仕事から帰り、家事を終えてからの、行先やルート確認、駐車場の確認などを行っているうちに
疲れてしまって、バスの時刻まで調べる余裕がなかった結果です。
観光地なのでもっと頻繁にバスが走っているのかと油断しました。

でもまあ、なんとか間に合ったので順調にスタートです。

本日のコースです。
およそ4.5km
(基本タイムは1時間40分)/(私達親子は3時間40分かけて歩きました)
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赤沼から湯滝入口までバス移動し
湯滝~泉門池(いずみやどいけ)~戦場ヶ原~赤沼の
超お手軽ハイキングコースです。


バス停から少し歩いただけで湯滝に到着!
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スタートから大迫力の滝に大喜びの母
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その後は綺麗な木道で快適(*^_^*)
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と思ったらですね、いきなり「通行止め」!
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え”-----Σ(ω |||)どういう事・・・・・


私達の前を歩いていたご夫婦が「ダメらしいですね、残念ですが引き返しましょう」と・・・

思わず固まってしまいました・・・

どうしようか、母を連れてでは強行突破なんて出来ないし・・・
困ったな・・・・

考えているうちにニッカポッカをはいた土建業者らしきお兄ちゃん達が
ぞろぞろと立ち入り禁止区域に入っていった。
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どうしようか考えていると、また違うご夫婦が来た
そのご夫婦は、昨年も歩いた事があり、違うルートがあるので
そこから戦場ヶ原へ行けると教えてくれました。

案内してもらいゲートから木道に入る事が出来ました。
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さっきの綺麗な木道とは打って変わって味わいのある朽ちた木道
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「ここは木の根っこがすごいね~」と言いながら歩く母
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すると、さっきの通行止めになっていた場所と繋がっているであろう場所に出ました。
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鉄骨がむき出しになっていました。
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向こうの橋には、さっきのお兄ちゃん達も到着して
作業前に川を眺めて鋭気を養っています。
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良かった~、強行突破しなくてΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
そんな事したら大変な目に合うところでした。


意味の分からない噴水
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ずーっと川沿いを歩きます。
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たまたま倒れた木が、まるで橋渡しのように
川の向こう岸に横たわっています。
しかも、反対岸にある2本の木のちょうどド真ん中にスッポリと挟まっていました。
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川に横たわる木が無数にあり、苔に覆われ神秘的な空間を生み出していました。
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木道歩きのため、尾瀬のような感じをイメージしていたのですが
川沿いのため、尾瀬とはまた違う景観を楽しむ事が出来ました。
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川には、所々このように泡の塊がありました。
湯川の上流には、このような泡の塊が多く見られます。
奥日光の最奥部、湯元温泉の南にある堰止湖に
外来水草コカナダモが大繁殖している事が原因のようです。
コカナダモが分解された糖分のため、このような泡が出来ているみたいです。
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少し紅葉が始まっています。
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光徳への分岐
赤沼へ行くので右折
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小田代橋
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カワマスの産卵場所になっているようです。
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釣りをしている人もいました。
ここは日本で初めてフライフィッシングが行われたことで有名です。
しかし、ハイカーは木道を歩き、植生保護ロープを越えて
川へ踏み込む事はしませんが、釣り人は侵入していいんでしょうか?
釣り人が川へ向かって歩いた踏み後が沢山ありました。



小田代橋を越えると、幅の広い木道です。
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白樺林
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泉門池(いずみやどいけ)に着いたようです。
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広いスペースで、ベンチやテーブルもあるので休憩します。
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谷地坊主(やちぼうず)というらしいです。
スゲの仲間が株を作っているもので、水位が変動する所に出来
体が水につからないようにしているそうです。
谷地は湿地のこと、坊主はその形からついた名前
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水の透明度がハンパないです!
実際に足を運んで見て頂ければ一目瞭然!



夏でもいるマガモ
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なかなか止まってくれず、やっと撮影したミヤマカラスアゲハ(雄)
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泉門池を過ぎ、いよいよ戦場ヶ原へ突入するころ
ありました!
ホザキシモツケ!
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1997年の環境省レッドリストより絶滅危惧II類に指定されていたが、2007年より解除となっている。
とは言え国内では、北海道釧路湿原、霧多布湿原他、栃木県奥日光、長野県霧ヶ峰でしか
お目にかかれない。

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ホザキシモツケに止まるヒメシジミ!(雄)
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アケボノソウ
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これも、2年前に尾瀬の三条の滝へ向かう途中で1度しか見た事がなかったので
もう1度見たいと思っていた花です!

今日はこの2つの花を見る事が出来れば万々歳です!


ワレモコウにもヒメシジミ(雌)
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アキノキリンソウにもヒメシジミ(雌)
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ヒメシジミは羽を開くと真っ青で、とても美しいのですが
なかなか開いてくれません・・・
一瞬開くのですが、すぐに閉じてしまうので
結局この姿しか撮影出来ませんでした。


オヤマリンドウ
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トモエシオガマ
(茎の上の方にだけ花がつく)
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シオガマギク
(茎の途中からも花を出す)
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木道の点検作業を行っていました。
ありがたいことです。
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本当なら邪魔で切ってしまいそうな木も、切らずにちゃんと残してありました。
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しかし、いい天気です!\(^o^)/
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目の前に男体山がドーン!
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木道脇は全部ホザキシモツケです。
これが全部咲いていたらと想像するとワクワクするような場所です。
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この男体山をバックに手前は全部ホザキシモツケです。
今回は来るのが遅かったので、ほとんど散っていますが
想像力を働かせてここが一面ピンク色だとイメージして見て下さい(^^;)
来年は7月にまた母を連れて来よう!
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私だけならどこかの山の山頂ばかり目指してしまうので
こういう湿原歩きを体験出来たのは母のおかげでもあります。


左)小真名子山(2322m)と、右)大真名子山(2375m)
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太郎山(2367m)
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女峰山は男体山の後ろに隠れて見えません。
いつかは全部登ってみたい日光連山
今年は女峰山へと思っていたのですが
時間を計算すると、私のスピードではどうやっても無理だという事がわかり
諦めました・・・


倒れた木の根が、まるで天然のオブジェのようです。
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静かに流れる湯川には川藻がゆるゆると流され幻想的な景観をかもしだしています。
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決して濁っているのではなく、川の水が綺麗すぎて透き通っているため
川藻が良く見えるのです。
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戦場ヶ原から流れてくる川底の土は赤く
湯川の境目がクッキリしています。
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こんな川は見たことありません。
無音なんです。
なんか不思議な感じがすると思っていたら
水の流れる音がないんですね。
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延々と木道を歩いてきましたが、赤沼と竜頭の滝の分岐でようやく木道も終わりです。
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そういう事だったんですね~
だから木道の点検を行っていた訳だ。
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赤沼駐車場へ戻り、車で竜頭の滝へ移動します。

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茶屋の中に入って行くと、竜頭の滝の正面になります。


竜頭の滝正面
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茶屋の脇の階段を登っていくと、また違った表情の竜頭の滝を見る事が出来ます。
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なるほど、紅葉シーズンになると混雑する訳だ。


竜頭の滝まで見学した時点で13:15
まだ時間があるので、低公害バスに乗って千手ヶ浜でも行って
遊覧船で中禅寺湖はどうかと提案したが、もう疲れたらしく帰る事に。

たまには温泉でも入って帰ろうと計画していたので
片品村の「ほっこりの湯」に入りました。
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汗を流してサッパリして、家が近づいてきた頃
息子から電話があり、バイト先でバイクが故障して帰れないと・・・Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
メイクも落としてしまいスッピン状態でバイト先へ・・・(°_°)
バイク屋さんも到着し、修理のため回収されていきました。

バタバタしましたが、息子を乗せ、母を実家へ送り
家に帰って気がついた事が・・・・
「ワン!ワン!」
あっ・・・お散歩ねΣ(´Д`*)
そうだ、温泉入ってきてもまた汗かくんだった・・・
折角汗を流して帰ってきたのに、犬の散歩でまた汗をかきました。


翌日、午前中にはバイクが戻ってきて
息子はバイトに行く事が出来ました。
バイクの仕組みは良くわかりませんが
今年は猛暑で例年にない変な故障が多いらしいです。
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コメント

非公開コメント

散歩を兼ねて

犬も連れて行けば 朝晩の散歩が無くなるのでは❔

Re: 散歩を兼ねて

prunnerさんへ

山に連れていけるほどお利巧さんな犬ならいいんですけどね(^^;)
うっかりリードを離したら戻って来ないでしょう・・・
それと、もう老犬なんですよ
2年前の山の日に倒れて、その後も2度程倒れた事があり
あれから2年も生きていることが奇跡です。

老犬介護生活なんですよ(><)

No title

良い親孝行ができました!
こういうことができるのは元気な証拠です。
面倒がらずこれからもよろしくお願いします。
私は50数年前バス2台で町の若い人たちと戦場ヶ原、小田代を訪れてから
一度も行っておりませんのでとても新鮮に見えました。
親孝行の写真がとっても気に入りました。
時々お願いします。

Re: No title

iiyuさんへ

ありがとうございます^^

iiyuさん、50年も行っていないのですか!?
良かったですよ~
yamayuriさんを誘って是非行ってみて下さい^^
母もハイキングが楽しくて仕方ないようなので
またどこか考えて行きますよ^^