クサタチバナ群生地の子双山へ - 【片手よつこのてくてく山歩き】
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クサタチバナ群生地の子双山へ

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子双山 1316m




平成30年6月14日(木) 晴れ

赤城山の主峰は、もう登り尽くした。
残すはマイナーな山だけとなった。
そのうちの1角、子双山(コブタヤマまたはコフタヤマと言う)に行ってきました。

子双山は、鈴ヶ岳の南、モロコシ山の東方にある山です。
標高1316m、1215m二つの頂点を頂く、よって「子双山」である。

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地図

日本100名山の赤城山の1角でありながらも
その存在はあまり知られていない事でしょう。
そもそも登山道がありませんので、まず登ろうと思う人も少ないでしょう。
もう殆どビョーキの域に入ってきている感じがしますが
なんせ名前が「コブタヤマ」!
なんて変わったネーミング!
気になって仕方ありませんでした。
しかし、道の無い山に一人で行く勇気はありません・・・

もう誰かにお願いするしかないので
戸神山の木彫り名人Y氏にお願いした次第です。

以前Y氏と一緒に子双山に登った経験のあるNさんも同行してくださり
藪漕ぎベテラン勢と共にスタートです。


ゲートを通過
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解説しても行く人はいないと思いますが
40と書かれた杭の先を左折
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とりあえずまだ道がありますが、すぐに藪漕ぎになるので
目印のリボンをY氏が取り付けていきます。
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どこから入るか検討しているところです。

入りやすそうな取り付きを見つけて登って行きます。
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一見すると登山道のような道があるのですが
これは子双山山頂へ行く道ではありません。
登山道だと思って進むと、多分とんでもない方へ行ってしまいます。
獣道にしてはしっかりし過ぎているし、山頂へ行く道でもない、
いったいこれは何の道なのか?
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登山道に見えるような、紛らわしい道は次の取り付きを探す為に
移動する程度歩きます。
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そしてまた入っていきやすそうな場所を探しては笹藪へ
でも、ここの笹はそんなに高く伸びていないので
比較的歩きやすい感じでした。


笹薮が終わると岩場になってきました。
元々は火山ですからね~
やっぱり岩はあるんですね~
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Y氏が熊の糞を見つけました。
その場で爆竹を使用。
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流石、準備万端です。


一番急な斜面を登り上げ尾根に出ました。
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そこに待っていたのはクサタチバナの群生地です!
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Y氏は、ここにクサタチバナがある事を知っていたので
どうせ登るならこれが咲く時期がいいねと、
お願いした当初から6月を予定していました。

山頂はまだ先です。

着きました!
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児双山とも書くんですね~
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どちらもネジで留めてあり
木の成長と共にめり込んでいたのですが、
山を愛するY氏が「木が可愛そう」と
持参したドライバーでネジを緩めてあげました。
Y氏は、山に登る時はいつもゴミ拾いをしながら歩くし
本当に尊敬します。

樹の隙間から船ヶ鼻の赤い鉄塔が見えます。
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咲き残りのツツジ
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山頂でしばし休憩
そこそこの広さがあり平らなので休憩しやすいです。

この山に登る正しいルートなんていうものは存在しないので
過去に登っている先行者の記事を色々と参考に見てみると
モロコシ山から来る人もいるようです。

しかし、子双山の山頂から少しモロコシ山の方を見てみたところ
かなり傾斜があり、道ももちろんありません。
登り返しもあるので、結構ハードかと思われます。


のんびり休憩し、下山します。

さっきのクサタチバナの群生地に来ました。
往路の時は尾根の群生地しか目に入らなかったのですが、
回りを良く見渡したところ、鈴ヶ岳側の傾斜にもっとすごい群生地が広がっていました!

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見事に斜面一面にクサタチバナが咲き誇っています\(^o^)/
例えるなら角田山のカタクリの群生地のような感じです。

あまりの凄さに、しばし見とれていました(* ´ ▽ ` *)

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木の隙間から鈴ヶ岳
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下山中、更に小群生地あり
驚いた事に薄いグリーンのクサタチバナです!!!!
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薄い緑色なので比較のため、もう一度白色のクサタチバナの写真を並べてみます。
並べてみると色の違いは歴然としています!

いや~
群生地が見られただけでも喜ばしい限りなのに
こんな色違いを発見出来たとは感動です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


奥に白色のクサタチバナ
手前に緑色のクサタチバナ
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花は終わっていますがギンラン
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Y氏とNさんが、前回訪山した際にも見つけた1株だそうです。
こんな道のない山ん中で、ちゃんと前回と同じルートを辿っている
流石です!

サワギク
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コアジサイ
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コアジサイ
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四つ葉があるのがヨツバムグラなら
六つ葉があるのでムグルマ!?
と思いきやクルマムグラでした。
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こんな山の中にアスパラガス!?
調べた結果「キジカクシ」(雉隠)だそうです。
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キジカクシとは・・・山野に自生する ユリ目ユリ科アスパラガス属の常緑多年草です。
和製のアスパラガスと呼ばれ、茎は食用になります。
名前の由来は、茎の上部が良く分枝し葉が多数茂って雉を隠す程であることだそうです。
(図鑑ではクサスギカズラ科になっています)


ハナヒリノキ/ツツジ科・イワナンテン属の落葉低木<有毒植物>
和名ハナヒリノキ(嚏の木)の由来は、その粉が鼻にはいると激しいくしゃみを起こさせるのでついたという。
嚏(はなひり)はくしゃみの意味。
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ピンク色のマタタビ
通常良く見るのは白色のマタタビ
ピンク色は滅多に見かける事がない。
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高い位置にあるため、これが限界


下山後に車を停めた安全な場所で昼食タイム


食事の準備をしていると1台の軽トラックがやってきた。
この林道の先は終点になっていて、道は途切れているはずだが
その方向から軽トラックはやってきた。

どこから来たのか聞くと「箕輪」から来たと言う。

どうやら長年の道路工事がついに完成し箕輪まで道が繋がったようだ。

昼食を終えた後、箕輪までは行かないが、途中まで行ってみる事に。


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すると「六道の辻」と言う場所に着いた。
六道の辻付近にも、まだ未開の山が点在している・・・


そこには六面地蔵という、歴史の古そうなお地蔵が祀ってあった。
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展望の良い場所で目の前に鍋割山がどっしりと構えている。
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展望を楽しんだ後は、一旦モロコシ山の登山口であるキャンプ場の方へ下る。
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ヒメギフチョウの住むモロコシ山への登り口である「赤城キャンプ場の駐車場」の少し手前に、
道路に面して立派な石鳥居が作られています。
鳥居の奥には、新しいお宮が作られていて、中には古い石祠があります。
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ここは、通称「十二平」と呼ばれているところで、
石祠には「寛永2年(1625)十二神」と刻まれています。
十二神(様)は山の神ですが、この石祠は赤城町では
最も古いものの一つで、棟の両端に「鬼面」があるが特徴です。

古い祠を保護する目的で、新しいお宮で囲まれてしまっているため
肝心の鬼面を肉眼で見る事が出来ません・・・

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なので、チョットお行儀が悪いのですが
手を伸ばしてカメラだけ侵入させ、何が映るか分からない状態で
とりあえずシャッターを押すという作業を行います。

なんとか写りました。
これが鬼面です。(左側)
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これが棟の両側にあるのですが、右側は上手く撮れませんでした。

石祠に鬼面が彫ってあるというのが珍しいという事で
新聞に掲載されていたことがあったらしく
Y氏とNさんが探し回ったというのですが、
その記事には写真も載っておらず、
情報も乏しく、鈴ヶ岳山頂直下と書いてあったそうなんです。
聞いた限りでは相当な日時を費やし探したようです・・・

お二人共、かなりの根性の持ち主です。

お二人の苦労のお陰で楽して鬼面を拝見させていただきました(^^;)


場所を移動します。


ピンク色のクサタチバナ

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なんて事でしょう☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

薄いピンク色から、濃いピンク色
しかも結構な株数があります。

ここはY氏が事前に下見済みで、案内してくれました。

こんな日ってある!?
1度に3色のクサタチバナなんて、運を使い果たした感じです(^^;)


最後にウリハダカエデの実を鑑賞して、今日の山行は終了です。
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ベテランのお二人のお陰で、安全に楽しい登山が出来ましたo(^▽^)o
ありがとうございました!
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コメント

非公開コメント

No title

お疲れさまでした。
珍しいものばかり ありがとうございます。 
運を使いはたしとは・・・ 事故がないようくらぐれも気を付けてください。

クサタチバナ

こんばんは。子双山は登ったことがありますが、こんなにたくさんクサタチバナが咲くとは知りませんでした。ピンクのクサタチバナの群落も珍しいし、実に見事。ベテランお二方の知識は凄いですね。鬼面(というか猫面にみえるw)の祠も興味深いです。

Re: No title

おひさんへ

おはようございます!
そうですね、いくら運を使い果たしても
事故は起こさないように気をつけます^^

Re: クサタチバナ

あにねこさんへ

おはようございます!

読んで頂いてありがとうございます!
あにねこさんの記事もいつも参考に拝見させて頂いております。
そうなんですね、子双山には何もないと思って秋~冬に登る方も
いらっしゃるようですが、時期さえピンポイントで押さえれば
こんなに素敵な山行になるんですね~
本当にベテランさんのお陰です^^
鬼面もぜひ行ってみて下さい!