朝焼けの黒檜山と、鳥居峠~利平茶屋までのケーブルカー軌道跡コース

覚満淵
平成29年12月3日(日) 晴れ
昨日、黒檜山の山頂に樹氷を確認したので
今日ならバッチリ見られると思い、張り切ってヘッドライト装着にて
朝5:30に登山スタートしました。
樹氷目的だけなら、そんなに暗いうちにスタートしなくても良いのですが、
青空の綺麗な樹氷は昨年堪能したので、今回は朝陽に染まる赤い樹氷を見たくて
気合いを入れました!
とは言え、駐車場到着時はこの暗さ・・・(5:10)
まだ月が出ています(^^;)
早朝ならではの、大沼に映る月

流石に真っ暗で不安になり
誰か他に登る人は現われないか・・・
しばし駐車場で待機してみたが、こんな朝暗いうちから登る物好きは
いないようなので、意を決して準備!

・・・
暗いな~
熊よけに鈴2個付けて
時々、ストックで樹を叩いてみたりして歩く
5:53
桐生市方面から朝陽が上がってきた!

うわ~(((o(*゚▽゚*)o)))
綺麗な景色!

後方より第二登山者が登ってきた!
ふう、他にも人がいる事で安心(´ω`人)
地蔵岳の左横に富士山

山頂の朝焼け

東京から初めての黒檜山訪山だという、第二登山者の方に撮影して頂きました。
山頂にて(7:10)

山頂から先の絶景スポット

浅間山が美しいシルエットです。

上越国境の山々が一望出来ます。
左から、雪山の白砂山、苗場山、平標山、仙ノ倉山、万太郎山、川棚ノ頭、谷川岳
上州武尊山、笠ヶ岳(尾瀬)。至仏山、燧ケ岳が一挙に見渡せます。

少し拡大してみましょう。
左の雪山の平らな山が苗場山、右は平標山~仙ノ倉山
平標山~仙ノ倉山の下にある山で、山の中腹にカタカナの「ハハ」と
書いてあるように見える場所は「ノルンスキー場」で、吾妻耶山です。
その、もっと手前が沼田市街地です。

左から上州武尊山、笠ヶ岳(尾瀬)、至仏山

燧ケ岳

結局、山頂付近まで樹氷も霧氷も確認出来ませんでした(><)
昨日、天気が良かったので解けてしまったようです・・・残念

ご一緒させて頂いた東京の方は駒ケ岳経由
私は直登コースピストンのため、ここでお別れです。
大変お世話になりました(*^_^*)
下山時にもう一度「富士山」を確認。

今日は快晴!
大沼が青く、地蔵岳が鏡に映っているかのようですo(^▽^)o

登山口到着(8:55)

登り・下りの合計で3時間25分(休憩含む)
山頂と駒ケ岳の分岐付近までは、風もなく穏やかでしたが
絶景スポットはメッチャ風が吹いていて寒かったです((((;゚Д゚)))))))
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黒檜山下山後、車を「黒檜登山口駐車場」から「おのこ駐車場」へ移動
朝早かったので、本日2度目の朝食


朝食を済ませ、鳥居峠へ向かう途中で
先ほどの東京の方が駒ケ岳から下山してきました。
鳥居峠から見た覚満淵は目の覚めるような青い色で最高でした!

ここは、その昔、赤城山観光開発の一環として1957年に東武鉄道が手がけ開通した
ケーブルカーの山頂駅があった場所です。
現在、赤城山頂駅の駅舎は「サントリー・ビア・バーベキューホール」と
土産物店に改装されている。

ここから、桐生市の「利平茶屋」へ下ります。
帰路は「利平茶屋」からケーブルカー軌道跡を登ってきます。
まずは、「サントリー・ビア・バーベキューホール」脇から登山道へ入ります。
広い林道を少し進むと、利平茶屋へは左へ折れるよう指示する道標あり。

決して広くはない、狭く笹に覆われた登山道をひたすら下ります。

上を見上げれば篭山が見えます。

山の中央に「サントリー・ビア・バーベキューホール」(旧ケーブルカー山頂駅)が
樹の隙間から見えます。
手前にはシャクナゲが沢山あるので、春には綺麗な事でしょう^^


日陰の為、歩く道は霜でシャリシャリしています。

コケも氷漬け

沢を渡ります。

枯れた植物が氷に包まれていいアクセントになりました^^

ケーブルカー軌道跡に出ました。

軌道跡に沿って、下の方を見ると「御神水」の場所のようですが、
先客がいたのでスルーして帰りに寄る事にします。

利平茶屋へは、ケーブルカー軌道跡をまたぐようにして、反対側へ渡ります。

人工的な橋がありましたが、板が朽ちていて隙間があります。
グループの場合は、一度に渡らず、一人一人渡った方がよさそうです。
体重が気になる方も慎重に渡った方が良さそうです。

登山道の左側の斜面は岩が多く、このように水が染み出ている場所が多く見られます。
そのせいか、崩れ落ちた岩がゴロゴロしています。

そして、そのゴロゴロと転がっている岩と、フカフカの落ち葉で
結構足元がとられます(^^;)

登山口に着いたようです。
このコースを利用する人は少ないのでしょうね~
案内板は古く、よく読み取れません(><)

とりあえず利平茶屋周辺を散策してみます。

キャンプ場のようです。

と言う訳で、トイレ使用出来ず・・・
近くの川を撮影
先日の「カメラの勉強会」が早速役に立ちました\(^o^)/
ISO感度125で撮影

ISO感度3200で撮影


遊歩道があるようです。

少しだけ紅葉が残っていました。

誰もいません。
貸切状態で昼食にします。(11:00~11:20)

昼食を終える頃、一人のハイカーがあずま屋の裏の方から歩いてきました。

あれ?
私が下って来た道とは違う方向からだった。
あっちにも道があるのだろうか?
行ってみたら、ケーブルカー軌道跡があった。

と言う事は、山道を歩かなくても、このままケーブルカー軌道跡で戻れるんじゃん。
そう思いながらしばら~く歩くと、インディージョーンズのワンシーンのような
光景が目の前に・・・・
みっ!道がないっ!?

ひえ~~~~っ!
どういう事ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
・・・
高さ5~6mはあり、飛び降りる事は出来ないし
かと言って後戻りはしたくないし・・・・
考える事数分・・・
藪漕ぎしかないかΣ(ω |||)
登山道に出ました。
左側の斜面を登ってきましたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

下の写真は、「御神水」側のケーブルカー軌道跡です。
さっき行き止まりになった場所もこんな感じです。
先に「御神水」に立ち寄っていれば、ケーブルカー軌道跡が途切れていた事が
わかったはずなのに・・・残念

御神水

ちょっとだけ飲んでみましたが
う~ん・・・
イマイチかな(^^;)

我が家の水道水はそもそも赤城山の天然水なので
家の水の方が美味しいかも(^^;)


長い年月をかけ、ケーブルカー軌道跡は荒れ放題です。

山頂駅跡が見えてきました。

ケーブルカーってこれの事!?

当時は桐生市側から、このケーブルカーを利用し覚満淵や駒ケ岳を通らなければ黒檜山へ
登る事が出来なかったそうですが、時代の流れで道路整備は進み、自動車が普及し
やがて観光客は前橋からの往復利用が主流となり、赤城山東側を通る利用者は減少し
1968年6月1日に廃止され、ケーブルカーは開業からわずか10年という短い歴史の幕を閉じたということです。
鳥居峠から見える山


今日は残念ながら樹氷は見られませんでしたが
黒檜山の朝焼け
真っ青な「大沼」と「覚満淵」
前から気になっていた、鳥居峠~利平茶屋までのケーブルカー軌道跡コースを
散策で来たので大満足でした^^
東京のハイカーさん
ご一緒させて頂き、ありがとうございました!
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コメント
素晴らしい赤城の夜明けの写真ですね!
昨日はお疲れさんでした。
それにしても朝早く黒檜山に登られましたね。
ビックリです。
さすが早朝の写真は素晴らしいですね。
だから写真家が朝早いのがよくわかりました。
私は暗いのが苦手なので歩いたことはありません。
それ故、いつも山頂の眺望がいまいちの場合が多いです。
私も朝早く登ってみたくなりました。
寒いでしょうね。
2017-12-04 13:53 iiyu URL 編集
Re: 素晴らしい赤城の夜明けの写真ですね!
お褒め頂きありがとうございます!
私も暗いのは好きではありませんが
いい景色を撮りたい一心で挑戦してみました。
かなり勇気が要りましたが
やはり、その時間でなければ見られない景色を堪能出来た事は
良かったと思います^^
yamayuriさんと一緒に挑戦してみては如何でしょうか^^
2017-12-04 20:30 よつこ URL 編集
管理人のみ閲覧できます
2017-12-11 15:57 編集
Re: No title
ありがとうございます!
カメラの勉強会に参加したので
少しは意識して撮るようになりました^^
早朝で、あんなに暗いと勇気いりますね(^^;)
2017-12-13 13:10 よつこ URL 編集