八ヶ岳 赤岳~阿弥陀岳(登山編)

赤岳頂上山荘より横岳・硫黄岳方面を望む
八ヶ岳 赤岳 2899.2m
とうとう山小屋宿泊デビューです!\(^o^)/
泊まりで行くだけあって、大迫力の山でした(*≧∪≦)
梅雨の合間の晴れた天気(翌日)にも恵まれ、ご来光を拝む事も出来ました!
1日目 平成28年6月26日(日) 曇り/霧
メンバー:山岳会(13名)
●コース:美濃戸口(八ヶ岳山荘)-美濃戸山荘~分岐を南沢へ~行者小屋
~分岐を地蔵尾根へ~地蔵の頭~赤岳展望荘-赤岳山頂荘
7:00

美濃戸口/八ヶ岳山荘
まずは、バスから荷物を降ろし、ザックの重さ自慢が始まります(笑)
「俺の重いだろう!」
「いやいや、こっちの方が重いよ」
「いや~、どっちも同じくらいかなあ」
と、まあこんな具合に(^^;)
ちなみに今回私のザックは「9 Kg 」 で、私にとっては過去最高重量です(^^;)

しばらく、車も通行可能な道路歩きで美濃戸山荘までおよそ1時間程歩きます。
8:25

やまのこ村(休憩)
8:40

美濃戸山荘(休憩)
8:45

右の南沢へ行きます。

美濃戸山荘を過ぎると、沢沿いの登山道らしい道になってきました。
行者小屋までずっとこんな感じです。

11:25

ヘリポートがありました。
(この時は、まさかここを利用する事になるなど思ってもみませんでした・・・
その話は2日目です)
11:35

行者小屋到着(昼食休憩)
ご覧の通りガスっていますヽ( ̄д ̄;)ノ
今日は天気予報じゃあ晴れるんだよね~なんて言いながら、そのうちに晴れる事を願って
歩いて来ましたが晴れません・・・
トイレは100円 チップ制です。
飲料水を汲む事が出来ます。
ここで1名体調不良のため、付き添いと合わせて2名、急遽行者小屋に宿泊する事になりました。
残り11名で赤岳山頂を目指します。
12:20 行者小屋出発

今までの沢沿いの道とは打って変わって、急に登山道が急勾配になります。
そして、この赤土に、この天気・・・
滑る滑るヽ(*>□<*)ノ ツルンツルンですヽ(*>□<*)ノ

梯子の登場です。
ガスっているため手袋はビチョビチョになりますヽ( ̄д ̄;)ノ

かなり視界が悪いです。
石が崩れ落ちないよう金網の階段状になっています。

かなりゴツゴツしてきましたよ(;゜0゜)
鎖あり、その先にはまた階段が見えます・・・
あ~~っ!しかも階段の手すりが右側だあ~~~Σ(ω |||)
(右手は失っているので、右側の手すりは非常に厄介です(><)

地蔵尾根だからか、お地蔵さんがいます。
後ろの岩には天然の花飾りつき^^
13:40

地蔵の頭到着!
もう、この辺りは風が強いです。
岩陰に隠れていないと寒くて仕方ありません。((((;゚Д゚)))))))
14:00

赤岳展望荘に到着!

ん?何やら皆さん下を向いて何かを探しているようです。

お~~~っ!
ウルップソウだあ!!!

すごい!すごい!
ウルップソウにイワベンケイにミヤマシオガマ\(^o^)/

立派なイワベンケイです!
他でもイワベンケイは見られましたが、ここの赤岳展望荘のイワベンケイが一番大きかったです^^
ミヤマシオガマは、この後も何ヶ所も見る事が出来ましたが、ウルップソウはここだけでした。
さて、ウルップソウを見る事が出来て、気分が良くなったところで、もうひと踏ん張り歩きましょう!


「アチャ~~~ッ!ここ登るんだよね・・・・」
「鎖、また右側だし・・・」
「上から下りてくる人待ってるし・・・」
(私の心の声です・・・)
ザックの重さがあるので、岩にしがみついて四つん這いになるしかありませんΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
振り返ったら落ちます・・・
写真で見る以上に傾斜キツイです(゚△゚;ノ)ノ

でも、メンバー最高齢の78歳のお爺さんが頑張って登っているんですΣ(゚д゚|||)
すごいです!
私も頑張らねばw( ̄o ̄)w

フウ・・・
なんとか登り切った・・・がまだ先は見えない・・・

なんとも余裕のメンバーFさん
岩場が大好きなんだそうです(^^;)

雲が物凄い速さで動いていて、最初こんな感じで何も見えなかったのが

ほんの一瞬(ものの数秒)だけ下界が見えたので、すかさずシャッターをきりました。
そしたら、行者小屋とヘリポートが見えていたんですね~

ズーム

そして、やっと着いた~~~~っ\(^o^)/
14:50

あ~~~山頂小屋だあ~~~っ!。゚(゚´Д`゚)゚。
荷物を降ろして、とりあえず天候は悪いが山頂へ行こう!


15:50

11人、みんないい顔しています!^^

撮影会が済んだら、山小屋に戻りましょう
寒い寒い((((;゚Д゚)))))))
ハイマツ(這松)と赤い石とガスって見えない山小屋(^^;)
赤岳頂上山荘の様子

玄関入口にハンガーがあり、濡れた服など乾かす事ができます。
唯一、ここだけストーブが置いてありました。

いわば、フロントといったところでしょうか、左側のカラフルな毛糸作品はネパールの物で、
とてもしっかりした作りになっていました。帽子、手袋、靴下、レッグウォーマーは内側が
フリースになっていて、風を通さない工夫がされていて、カラフルで、とっても可愛いかったの
でレッグウォーマーを購入^^
(サポートタイツで行ったため足が寒かったのもありますが、ネパールからわざわざ輸入して、
山頂まで運ぶ手間を 考えたら1200円は安かったです^^)
他にも、ヤクのストールなどもありました。

寝室はハンパなく寒いです((((;゚Д゚)))))))ブルブル
布団の上にいればなんとかなりますが、寒くて床の上には立っていられません(;_;)
携帯用スリッパを持参すれば良かったなあと後悔・・・
もしくは、靴下の上に履く厚手の靴下カバーなどが必要です。
そして、とにかく冷えます、下の階だったせいかトイレは近くて便利でしたが
あまりに寒くてダウンジャケット着たまま寝ました(。>ω<。)ノ
2段ベッドの下の段は、暗くて見えないのでヘッドライトまたは、小型の懐中電灯があるといいでしょう。

食堂は、寝室に比べたら暖かいです^^
まあ、食べて体が温まったのもあるでしょうけれど^^
食事はスープが薄味だったくらいで、おかずは数種類ちょっとづつ盛り付けてあったので女性向きかも^^
私的には味も量も満足でした^^
男性には少し物足りないかもしれませんが、味噌汁・ご飯はおかわり可能で、お茶も大きなポットで
各テーブルに置いてあるので、ポットが空になるまでは飲めます^^
☆トイレは宿泊客は無料ですが、休憩だけの場合は100円チップ制
☆水場(トイレ時の手洗い用兼、鏡付洗面所有り、ただし雨水利用につき飲水不可、
歯磨き用の水は持参又は購入した方が良いでしょう。気にならない人はそのまま使用していました)
☆更衣室有り
消灯 20:00
明日のご来光を拝むために、7:30にはみんな寝ました

2日目 平成28年6月27日(月) 晴れ

●コース 中岳~阿弥陀岳~行者小屋~美濃戸山荘~美濃戸口(八ヶ岳山荘)
朝です!
ご来光を拝むために4時起きです!
昨日の天気が嘘のように晴れています\(^o^)/
4:25

雲海と日の出☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
あ~~~
登ってきた甲斐がありました!





朝日でピンク色に染まる富士山
そして赤岳の赤色の岩が映えます。

富士山ズーム

朝はこんなすごい光景を見る事が出来るんですね~
朝日に照らされて、赤岳の影が出来ています。
グラデーションになっているので、他の山の影もありそうです。
形的には最初富士山の影かと思いましたが、仲間と話し、位置的に赤岳の影でしょうという事にしました。

今日はこんなにも良く頂上山荘が見えます。


赤岳山頂の様子
6:05

次の山へ向かうために下ります。
下ってしまうのが惜しいくらいにいい眺めで、もう少し留まっていたいようでした^^

本日チャレンジ予定の阿弥陀岳<2805m>(赤岳頂上山荘より撮影)
ここへ向かうために下りましょう。

これまた急な下りだ事(^^;)

登る時にあれだけ急登だったのだから、違うコースとはいえ
下りだって急なんだよね~(^^;)

そして、振り返ると・・・
「なんじゃこりゃあ!!!(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)」
こんな山を登ってきたのか!
まるで岩櫃山の巨大バージョンです((((;゚Д゚)))))))
昨日は視界が悪く、どんな形の山なのか全くわからずただただ必死で登っていたので
改めて全容を見てビックリです(^^;)
もし登る前に姿が見えていたら足がすくんでいたでしょう(^^;)
足元しか見えなかったから登れたのかもヽ(*>□<*)ノ 知らないって怖い・・・・
6:50

文三郎分岐
文三郎は、かなり勾配がキツイという事で、中岳へ向かいます。
7:02

中岳に登る前に休憩、広いコル(鞍部)です。

振り返ると、太陽がもうあんなに高く上がっています。
日差しもキツイ


角度が変わると、また違った雰囲気の富士山
7:20

中岳山頂 2705m

さあ、次はデッカイの行きますよ~!
これまた、かなり傾斜がキツイのでザックはコルに置いていきました。
8:20

広い山頂です 2805m

阿弥陀岳山頂
360度 大パノラマですo(^▽^)o

私もイワヒバリのように飛べたらな~(* ´ ▽ ` *)
気持ちだけは飛んでます(^^;)

下り途中で発見した「イワヒバリ」
10:10

行者小屋まで下ってきました。
11:00頃、行者小屋出発

晴れていれば、こんなに良く見えるんですね~
左から赤岳、真ん中の少し低いのが中岳、右の雲がかかっているのが阿弥陀岳
阿弥陀岳下山時にメンバーに落石事故がありまして、行者小屋でヘリ待ち待機していたのですが、
全員で待機せず、付き添い一人だけ残り、足の遅い人は早く下山するようにとの指示で下山開始。
11:52

ヘリが来たようです。
ヘリには本人以外は乗れないそうです。
救急車の場合は家族の方乗って下さい!と言われますが、ヘリの場合は違うんですね。
荷物も、貴重品などの手持ちの荷物のみで、ザックは乗せられないとの事。
今回のようにグループで来ていれば手分けして荷下げ出来ますが、単独だったらどうするんでしょう?
誰かにザックを取りに行ってもらうんでしょうか?
それとも元気になったら自分で取りに行くんでしょうか?
色々謎です。
ケガをされた方、また山岳部の役員さんは本当に大変でしたが
改めて山の怖さを知り、いい教訓にもなり身の引き締まる思いでした。
よく、色んな山を紹介するサイトに「初心者」「中級者」「上級者」と区分けされて掲載されていますが
たまに「えっ!?この山本当に初心者行けるの!?」と思う事があります。
今回の八ヶ岳・赤岳も、紹介するサイトによっては「初心者~中級者」と記載されている場合があります。
私もまだまだ、ようやく3年目を迎えようとしている初心者ですが、それでも自分の出来る範囲で
色んな山を登ってきて、やっと今回のような偉大な山に挑戦する事が出来ました。
偉そうな事を言える立場ではありませんが、わかりやすく言えば、
八ヶ岳は初めての登山に選ぶ山ではない事には間違いありません。
かと言って小さい山なら安全とも限りません。
これから山行計画を立てられるハイカーのみなさん
くれぐれもお怪我のない、楽しい登山が出来ますよう願います。
植物編はこちらから
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コメント
お疲れ様でした
怪我をされたmさんにはお見舞い申し上げます。自分も岩から落ちてみたり、小さな小石が下の人に当たらないようにと受止めて怪我をして見たり、山で濡れて寒かった時、等〃の経験は少し有りますが、勉強になりますよね。これからも準備を怠らない様にして頑張りましょうね。
2016-07-02 05:50 まきまき URL 編集
Re: お疲れ様でした
今回のような事故は初めて遭遇したので、新米の私には何も出来る事がなくて
ただただ見守る事しか出来ませんでした。ベテランの先輩方の手際の良さに感心するばかりでした。
遅くてもいいから、今まで以上に慎重に歩きたいと思います。
2016-07-02 07:24 よつこ URL 編集
No title
http://studioriku.web.fc2.com/ski_yama/20170909yatugatake/20170909yatugatake.htm
2017-12-28 12:54 studioriku URL 編集
Re: No title
studioriku さんへ
久保さんに八ヶ岳縦走の写真を見せて頂きました!
とっても楽しそうにお話しされていましたよ^^
ブログの記事も拝見させて頂きました。
皆さん楽しそうですね!
studioriku さんのブログは、コメント欄はないのでしょうか?
ちょっと見つける事が出来ませんでした(><)
差支えなければ私のブログにリンクさせて頂いてもよろしいでしょうか?
2017-12-28 19:24 よつこ URL 編集